[映画] [インタビュー] 映画「代立軍」ヨ・ジング、役者としての自分を語る!

2017/06/07 6:52:36

俳優のヨ・ジングは8歳の2005年、映画「サッド・ムービー」でデビューした。

以後、「イルジメ(一枝梅)」「ジャイアント」「武士 ペク・ドンス」「太陽を抱く月」 などのドラマや、「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」「霜花店」「ファイ:悪魔に育てられた少年」などの映画に出演。様々な作品で演技力を認められてきた。

最近では、先月31日に韓国で公開された「代立軍」(監督:チョン・ユンチョル)で、幼い光海(クァンへ)の役を演じている。「代立軍」は1592年の壬辰倭乱(日本の“文禄の役”)の際、中国・明に避難した君主・宣祖に代わり、軍と朝廷を率いる世子(王の跡継ぎ)・光海(クァンへ)と、生存のために他人の軍役を代わりに引き受けた代立軍が残酷な戦争に立ち向かって運命を共にしたストーリーを描いた作品。
演技力、ルックス、そして女性ファン好みの低い声で、“子役”のイメージから“大人の役者”というイメージを獲得することに成功。女性ファンの間では「オリン・オッパ」というニックネームがつけられている。“オリン・オッパ”は、“幼い”“可愛らしい”を意味する韓国語・オリンに、“お兄さん”を意味するオッパとなっている。これについてヨ・ジングは「非常に嬉しい。ファンに近い存在でいられると思うし、“愛称”だと思う。一生そう呼ばれたい」と述べている。以下、ヨ・ジングへのインタビューを一問一答形式でまとめてみた。

‐今回の作品が、20歳になってからはじめての出演作

「実際、私は“大人としての演技”をすることに気を使わないほうでした。今回の作品でも大人としての演技を披露しようという考えよりは、(役を通じて)私自身の様々な姿をお見せしたいという気持ちが強かったです。私は、俳優として自分の演技の幅を広げることが重要だと考えています。自分自身のために様々な経験をしてみたいです。今もそうです。今回の作品もそういう意味で、私の新たな姿をお見せしたいと思い、出演することになりました」

‐よく知られている光海(クァンへ)のイメージとは違い、まだあどけなさが残っている光海を演じた。重点をおいたところは?
「光海は“重い感情”を持っていると思いました。私がどのように演技をするかによって(映画の)雰囲気が変わるため、事前に監督と準備をたくさんしました。撮影前に会い、ドライ・リハーサル(カメラ無しでおこなうリハーサル)もたくさんしました。(事前に)試しに演じてみると、現場で考えついた感情をもって演じてみたいと思ったりしました。予め準備してきた感情は込めないようにしました。まだまだ不足しているとは思いますが、撮影現場で感じる感情を、光海に込めたかったんです。
これまでの作品とは違い、落ち着いた感じを出したいと思っていました。それで演技が平凡でどこかつまらないものにならないかと心配していました。これまでの作品では自分の中で沸き上がってくる感情を演じたことが多かったですが、今回は“せせらぎ”のような落ち着いた感情を込めてみようと努力しました」

‐完成した作品を直接見て、感想は?
「私の演技を見ると、(撮影前から自分が)準備していたことが見えたりして、客観的な立場で見ることができませんでした。他にも“このように表現したほうが良かったかな?”と思ったりもしました。自分の演技を見るたびに“私の姿”が気になりますね。誰かが言ってくれたらいいのに。公開後も緊張で震えそうです」

‐映画でダンスを披露していたことも印象的だ
「監督や先輩方が一番心配していたシーンだったようです。私も撮影前から心配だったんですが、とりあえず私はダンスが苦手ですからね(笑)。コクス(キム・ムヨル)による歌も心配していたのですが、かなり時間がかかりました。撮影の前日の夜に、セリフ合わせをしたのですが、心配でした。現場では体系的に撮影すると思っていたのですが、監督が一回フルショットで撮ってみようとおっしゃいました。ですが、私とキム・ムヨル先輩が(その瞬間)特別な感情が湧き始めたようです。個人的にはとても良いシーンだと思います。恥ずかしい気持ちもありましたが、上手く踊るために練習したというよりも、光海の感情をどのように表現するかに集中しました」

‐一番大変だったシーンは?
「何といっても山を登るシーンが一番大変でした。だた登るだけでなく、代立軍の先輩方は駕籠を持ち、スタッフの方々は撮影道具を持って登らなければならなかったからです。ヒゲに傷跡のメイクもしなければならず、皆さん多くの苦労がありました。それでも私はいつも見守ってもらえる立場で、アクションシーンもそれほどなく、楽な気持ちで撮影に臨めたと思います(笑)」

‐イ・ジョンジェとの共演はどうだったか。
「イ・ジョンジェ先輩には本当に感謝しています。とても頼りにしながら演技しました。先輩の演技を見て、たくさんのことを学びました。トウ(イ・ジョンジェの役名)の強烈なイメージもありましたが、少し弱い姿も垣間見えるそんな些細な設定を強調し、立体的な役作りをされていました。監督にも“ジョンジェ先輩の演技を見て盗んでこい”と言われました。私も立体的に見えるように努力をしました」

‐今や立派な大人になったと思うが、今後出演したい作品は?
「今は、青春ドラマ・青春映画に出演してみたいです。感情的な演技を披露するよりも、今の自分を形として残せる作品に出会いたいです。不器用ではあるがそれを克服していく、そんな作品。私は成長をテーマにした映画やドラマへの出演が多かったように思います。そして、毎年1、2作ずつ出演できるのは本当に運が良いと思っています」

-今後また共演したい人は?
「キム・ユジョンもそうですし、また共演したいと思う方々がたくさんいますが、具体的には考えていません。私と年齢が近い方と共演できるともっと面白い作品になるのではないでしょうか?」

-大人になって、何か特別なことはあったか?
「『ファイ:悪魔に育てられた少年』(同映画はR18に指定されている)を購入し、成人になった1月1日に見ました。こういうことに意味を与えることが好きです。「ちゃんと守ったぞ!」という感じかな(笑)。今は『ファイ』で演じたような演技はできないと思います。その作品は、何も考えずに演じていたと思います。悪い意味ではなく、もっと頑張って褒められたいという思いで臨んだ作品です。でも今回「代立軍」では、そんな“欲”を抑えて私の本当の部分をたくさん見せたと思います」


THE FACT | クォン・ヒョクキ
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