[ドラマ] 『その冬、風が吹く』キム・テウ「素晴らしい演技力? 私はまだまだです」[インタビュー]

2013/03/28 15:35:44

彼の笑みは演技というより恐怖に近かった。カリスマから出てくる冷たい笑みといたずらっぽい視線。両極端を行き来する素晴らしい演技力は、視聴者をブラウン管の前に引き寄せるのに十分だった。

SBS『その冬、風が吹く』(以下『その冬』)でクラブの社長ムチョル役で素晴らしい演技力を披露する俳優キム・テウ(41)の話だ。

しばらく忠武路(チュンムロ)を縦横無尽だったキム・テウはなぜブラウン管の舞台に立ったのか? 絶頂の悪役演技の源は何か? 気になることが一つや二つではなかった。ENEWSで彼に直接会って、気になることを聞いてみた。

直接会ったキム・テウは...

183㎝の高い身長にニコニコした笑み。人を楽にする話し方。しかしブラウン管を通じてすでに『ムチョル』というショックを経験した後なので、キム・テウという俳優が180度違って見えた。

初放送の4ヶ月前の11月から配役を分析し、準備してきたという言葉に、彼がなぜこのように優れた演技を見せるのか納得がいった。

しかしキム・テウは「私の演技はまだまだです。いつも不十分だと感じる」と謙遜した。いつも演技に没頭し生きるような天性の俳優だが、普段は妻のために掃除洗濯も上手ないい夫だと言った。


▶以下一問一答

―『その冬』ももう最終回が近付いている。撮影も大部分を終えたが、どうだった?

「撮影現場は本当に天国だった。先端のシステムで成されたので徹夜もなく、A、Bチームに分けての撮影もしなかった。システム上完璧だったドラマだったようだ。こういうシステムが今後定着したらいいと思う」

―ノ・ヒギョン作家とは映画『嘘(原題)』以後、2度目だ。ペルソナという言葉も出てきたりもしたが。

「『嘘』当時、新人作家と新人俳優として出会った。当時本当にいい想い出を持っていたが、作品以後お互い連絡するとか、プライベートで会ったりしたことはなかった。今でもノ作家の電話番号も知らない。この程度ならペルソナと見るには無理があるんじゃないか?(笑)」

―ノ・ヒギョン作家との呼吸はどうだった?

「私を全面的に信じてくれた。台詞も「直したかったら好きなようにして」と言った。それだけ信頼しているという話だが、また一方では責任感も大きくなった。ムチョルという人物があまりにも典型的に見えないように努力した」

―今回ムチョル役は重みがある悪役とは少し違った。重厚感といたずらっぽさが共存した。

「台本を初めて読んだ時、この男、ちょっと新しく解釈すれば面白くなりそうだった。人を殺す残忍な男だが、それを笑いながらやってみたらどうか。いたずらするように飴を舐めたらどうかととても悩んだ。そういう悩みが役柄をこなすのに上手く合致したようだ」

―悪役演技をした。これまで正しいイメージや退屈な役柄がおおかったが、難しくなかったか?

「事実俳優の立場からは悪役だろうと善人だろうと同じだ。全部難しく大変だ。どのみち演技というものが役柄に真実を込める作業じゃないか? 悪役であっても当為性があるように書いてくれるノ・ヒギョン作家のおかげで注目を浴びることになったようだ」

―素晴らしい配役をこなし、演技力に対して絶賛が相次いだ。

「俳優は好評価に浮足立つ時一番よくない演技が出てくる。実際この程度のレベルの演技は前にもした(笑)演技は上手い下手の差はないと思う。ただムチョルは少し弾けた役で、だから注目された。個人的にはそういう評価がとてもありがたい。しかしいくら一生懸命準備しても非難される時もあるんじゃないか。だからあまり意識しない方だ」


―ムチョル役を演じながら、自分でも一番印象的だったシーンは?

オ・ス(チョ・インソン)とオ・ヨン(ソン・ヘギョ)が道を歩いているんだが車を前に出して現れるシーンだ。オ・ヨンの「視覚障害者です」という言葉を受け、オ・スにウィンクをするシーンだ。このウィンクがすごく良かった(笑)。子供がいたずらするような姿がもっと怖くないか」

―チョ・インソン、ソン・ヘギョとの息はどうだった?

「ソン・ヘギョと向き合うシーンは2回しかなかった...どうだったと評価するには難しい(笑)しかし確かな事実はチョ・インソンとソン・ヘギョふたりとも素晴らしい俳優だということだ。単純に演技がいい悪いを離れ、作品に望む姿勢、スタッフや同僚俳優に対する態度、人間としての基本的な部分が実にナイスだ。だからああやって多くの人に愛されるじゃないかと思った」

―キム・テウは演技者より俳優というイメージが強い。実際にこの10年間映画界だけで活動した。しかし最近になってドラマでよく姿を見かけるようになった。

「昨年『パボオンマ』で10年ぶりにブラウン管に立ち、『その冬』が2度目だ。私は大衆俳優だが、国際映画祭で受賞したから人々が難しく、真摯な人物として受け取ったようだ。ある瞬間、「これは違う」と思った。ドラマをしないと思ったわけではなかったが、いい作品を選んだらちょっと遅くなり、『パボオンマ』という実にいい作品に出会えた」

―俳優として40歳という年になった。これから演技人生と歩みについて悩む時期のようだが。

「私は中2の時から俳優を夢見てきた。それが今まで変わらないというだけでも、私は実に運のいい俳優だ。個人的には宗教を持っていないが神は私に足りないことを知る能力を与えてくれたようだ。私の演技を見るといつも不足していて、まだまだだと思う。それはこれからも私がもっといい演技を出来るということだ」

「70歳、80歳になっても台本を見れば怖くなり、緊張すればいいと思う。演技とは100%満足し、完璧なものはないというところが本当に大きな魅力だ。自ら3年後もっと楽しみな俳優だと思う、今までやって来たとおりに私の道を行く」

写真=キム・ビョングァン記者

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