[映画] オ・ジョンセ「気付かれなくてもいい...スクリーンの中でだけ生きていれば」[インタビュー]

2013/02/28 18:18:14

オ・ジョンセにこういう魅力があったことを映画ファンたちは知らなかった。ただ演技が上手い助演俳優と認識されてきたオ・ジョンセは、映画『男子取扱説明書(原題)』でそっくりそのまま男の魅力を漂わせた。小学校の相棒と19年間恋愛し、結婚した俳優、助演イメージが強い平凡なルックスの俳優。女性ファンにアピールする面があまり多くない俳優、オ・ジョンセだ。だが、彼はこの映画でそのまま自分の魅力を見せてくれた。なぜこれまでこういう役をくれなかったのかと抗議でもするように、完璧に面白く完璧にカッコよかった。

オ・ジョンセは『男子取扱説明書』で韓流スターイ・スンジェ役を演じた。オ・ジョンセが韓流スターということ自体がコメディーだ。だがこの俳優、笑わせもするがトップスターとの愛というファンタジーも見せてくれた。イ・シヨンとのロマンスは一見似合わなさそうでも絶妙な和をなした。

残念なのは映画の興行成績。ウェルメイドコメディー映画だが、惜しい成績だ。しかし評論家や観客からの評価は高い。男性主人公オ・ジョンセに会ってみた。

―『男子取扱説明書』でそのまま男らしい魅力を見せてくれた。助演俳優イメージが強いが、今回は主人公であるだけでは足りず、韓流スター役まで演じた。

「初めはとても大変だった。いいシナリオにいい役柄が来て、とても幸せだったが、幸せな気持ちの果てには心配も大きかった。誰が見てもカッコいい男が自分なりの虚勢で悪い男の魅力を見せてあげなければならないのに、オ・ジョンセがやるといやらしくなるんじゃないかと思ったりもした。私が演じた『イ・スンジェ』を好感度キャラクターとしてもってくるのが難しかった。イ・スンジェという人物が感情の幅が大きく共感できない部分も多かった。その感情の間隙を埋めようとたくさん努力した。

―シナリオに書かれているのとは違う、オ・ジョンセのアドリブが多く見えた。どのシーンが本人のアイデアなのか

「この話をする前にイ・ウォンソク監督の話をしなければならない。イ監督は俳優たちの考えを聞くのに開かれた心の持ち主だ。普通撮影現場で10個話がしたければ、自分でより分けて8個を話した。だが今回は10個全部話した。まず全部話した後、監督がフィルタリングしてくれたらいいと思った。本当にありえないアイデアだから取り入れられないだろうと思っても、そのアイデアに他の俳優、スタッフたちが肉付けして他のアイデアを出せるんじゃないか。私のシーンじゃない他のシーンでも私の考えをたくさん話したんだが、私の考え通り変えた部分がある。嬉しかった。本当に楽しい制作作業だった」

―監督が米国で勉強したからなのか(イ・ウォンソク監督は米国パサディナアートセンターを卒業し、米国で広告会社に勤務した経歴を持つ)米国的な正直な情緒がたくさん映画に溶け込んでいる。共感できたか。

「私も最初は『何だ』と思った。しかし上手く作られれば独特になるようだ。チェ・ボナがマネキンの足をイ・スンジェに贈るシーンの場合、私は非難みたいな感じがあった。しかし監督は「私たちはすごく進展した仲だ」という意味で、そういうプレゼントを贈ったと言った。ともかく私は観客が理解できる部分と映画的状況の間隙を埋めるために努力した」

―映画の中でオ・ジョンセはすごくカッコよくもある。ボナに失望し振り返るシーン、ボナの手を取ってレッドカーペットに立つシーンなど女性たちにファンタジーを与えるのに十分だ。

「事実むかむか演技した。私が韓流スターだなんて言い張るようでもあり。上手くやろうと努力したが「浮いてたらどうしよう」と心配もあった。私を信じてキャスティングしてくれた監督のために、私なりに熾烈に演技した。シナリオで要求されることよりもっと多くを見せてあげた自信がある」

―映画には新人俳優イ・スンジェが自分の名前を貼り付けたドリンク剤を配りながら一生懸命ダンスを踊るシーンがある。事実この部分は芸能界の人間ならみんな共感できる部分ではないか。新人の時はみんなバッカスを配った経験があるんじゃないだろうか。またやらされること以上にオーバーにやって一生懸命自分を見せようと努力もして。

「実際私もそういうエピソードがある。イ・チャンドン監督の映画『ハッカ飴(原題)』オーディションを受けた時、自由演技を見せてくれと言われたんだが、二段横蹴りをした。イ監督の前作が『グリーンフィッシュ(原題)』だから、それだけインプットして行って、ただわけのわからない蹴りだけした。飲料水を配る経験ももちろんある。オーディションを次々に落ちていた時代、私が所属事務所が無いからなのかという被害意識を持ったりした。その時私が出来るロビー活動が何かを悩んで、飲料水を配った。だがそれでも落っこちた。そうしてようやく、これじゃないんだなと思った(笑)」

―映画でコメディシーンではあるが、オールヌードになった。

「ヌードに対する理由があれば十分に露出出来ると思う。むしろ露出よりただ理由なく笑わせなくてはならないシーン、それが大変だった」

―映画では紆余曲折の末に愛が実る主人公を演じたが、本人は19年も交際した妻と結婚した。

「どう見ても私の妻と私がよく合うと思った。もちろん妻より性格のいい人もいるし、もっと綺麗な人もいるが、私と合う人はまさにこの人だけだなと思った」


―いつもキャラクターが強い役を演じた。他に欲はないのか

「トップスターもやってみたし、スリラーもやってみた。私がやったことのないジャンルでは恋愛物をやってみたい。ハッと驚くような恋愛物を5年以内にやりたい気持ちがある」

―映画出演が多い俳優たちはドラマ出演をあまりしないが、オ・ジョンセはドラマにもよく出演する。一年に1本は出演するようだ。最近は『会いたい』に出演した。

「私はただ演技が好きで俳優になった。どんなジャンル、どんな役をやりたいからと演技をするのではない。ただドアは映画側に大きく開いているので映画に多く出演したのであって、映画にだけ固執する考えはない。映画現場が気楽ではあるが、だからと言って映画だけやるという気持ちはない。映画やドラマだけでなく演劇もやりたい」

―演出をする夢はないのか

「漠然と10~20年後には短編を1本作るんじゃないかと思う。まだ何が何だか分からないが、私にとって俳優の視点だけでなく監督の視点もあるようだ。しかし大きな欲はない。まず演技が優先だ」

―これで主演も演じた俳優になった。有名税を実感するか

「最近もあまり気付かれない。本屋に行けば雑誌がどこのコーナーにあるのか聞いてくる人も多いし、食堂に行けば私に鍵を預けて行く人もいる。以前は撮影現場に行って追い返されたこともある。一度は誰かが私のところに来て何かを渡してくれたので「私に気付いたんだな」と思ったんだが、よく見ると宗教団体の布教関連の広報だった。以前も今も変わりはない。人々が気付かないことが実は気分がいい。どんな演技をしても新しく見えるということじゃないか。いつも新しく描かなければならない白い画用紙があるという思いがして気分がいい。漠然とした私の希望は人々が街では平凡な私に気付かないことだ。ただスクリーンの中では生きている俳優として分かってくださったらいいと思う」

写真=ホ・ジョンミン記者

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