[芸能] ソン・スンホン 苦言「韓流が泡のよう? 否定的な韓国人が残念だ」

2012/08/10 18:34:14

「その大切さをあまりにも知らないようだ」日に焼けたスターの口から少しの間、もどかしさの苦言が出てきた。アジアを超え、世界に向かっている韓流。その中に覆われている不快な現実に対して声を高めた。デビュー18年目の韓流スター、ソン・スンホン(35)がまさにその主人公だ。
当初ソン・スンホンのインタビューは、MBC『タイムスリップDr.JIN』終了の感想と、今後の計画を伝えるために準備された。しかし、彼はその席で韓流に対する所信と国内の制作事情のもどかしい現実についても苦言を呈した。
▶ 直接会ったソン・スンホンは…
韓流スターの顔は真っ黒に日に焼けていた。それもそのはず、気温35度前後の蒸し暑さの中で続いた撮影。時代劇なうえに、当然太陽を避ける所もなかったそうだ。そういった悪戦苦闘の中で撮影を続けてきた『タイムスリップDr.JIN』の終了、すがすがしいが寂しい気持が彼の顔に交差した。
初めはただ本当にハンサムな俳優との対面だった。しかし劣悪な制作現場の現実、韓流に対する否定的な視線に対するもどかしさなど、これまで心の中にしまっておいた言葉を取り出す度に、彼が違って見えた。自分の成功だけを追求する俳優ではない、韓流スターとしての責任感が垣間見れた。
▶ 以下一問一答
― 初の時代劇であるなど意味ある作品だった。終了の感想は?
「終わって良かった(笑)今までやって来た作品の中で、一番肉体的に辛かった。どうしても朝鮮時代が背景だから、カツラから衣装までとにかく暑かった。私だけでなく他の俳優たち、そしてスタッフたちが本当に苦労した」
― 今回の作品に特別な意味があるとしたら?
「初の時代劇なのでプレッシャーがあった。これまで時代劇は退屈そうだし、面白くなさそうな先入観があった。しかし今回の機会を通して作品の中の歴史的な事実、そして人物たちと出会い、また違った魅力を感じた。『タイムスリップDr.JIN』を通じて時代劇に対する先入観や漠然とした恐れは失くせたとでも言おうか。機会があれば長編時代劇にも挑戦してみたい」
― イ・ボムス、キム・ジェジュン、パク・ミニョンら俳優たちと共演したが?
「ボムス先輩とは10年前映画で共演した仲だ。それ以降個人的に親交を温めてきた。しかし作品を通じて会ったボムス先輩は、本当に変わっていた。10年の間に目に見えない内面の力が生まれたっていうか。ジェジュンの場合、俳優、歌手に対する悩みをたくさん話したし、ミニョンさんは明るいイメージで見ていたが、非常に賢く演技をする人だと印象を受けた」
― 日本の原作と違う韓国版『Dr.JIN』だけのものがあるとしたら?
「そちらでは龍馬と言う人物に会い、こちらでは興宣大院君に会うという基本的な骨格は一緒だ。しかし日本の作品は恋愛の部分が極力抑えられていた反面、こちらはこの部分をよりよく生かした。パク・ミニョンの1人2役(ヨンレとユ・ミナ)に対する並行理論を組み入れた点もやはり違う。もちろんこの部分には意見がありもした」
― 『紳士の品格』との真っ向勝負が大きな話題になったが
「視聴率の面からは確実に負けた。しかしオリンピックでメダルを獲った人たちだけが称賛されるのではなく、一緒に汗を流した人たちを指して、メダルを獲れなかったと攻めたらいけないんじゃないか。視聴率では負けたが、我々俳優とスタッフ、作家たちまで劣悪な環境の中で最善を尽くした。どこに行っても恥ずかしくないドラマだと思う」
― ドラマ自体の真っ向勝負を離れ、チャン・ドンゴンとの対決にも焦点が当たった。
「ドンゴン先輩との比較自体が私には恐れ多いし、ありがたいことだ。私が好きな先輩であり俳優なので、そういう部分にプレッシャーは全くなかった。そういう対決構図よりはドラマ制作の現実がもどかしかった」
― どういう現実がもどかしいのか?
「俳優やスタッフたちに少しでも親切だったらという願いだ。とても急いでやるだけやって帰るという感じとでもいうかな。第5話からは1週間に2本撮影しなければならないから、放送が午後10時なら、その日の午後6時まで撮影を続けていた。外国の人たちは絶対に理解できない大変な事だ。それでもそのあり得ないスケジュールを全部こなしてしまうのを見ると、自分たちでも実に不思議といえば不思議だ」
― ソン・スンホンは韓流スターだ。韓流スターとして持っている責任感があるとしたら?
「今までは国内の観客たちのために作ればそれでよかった時代があった。しかしこの5年、10年の間に私たちのドラマが海外に出て行くなど韓国文化コンテンツ時代が来た。日本よりも韓国ドラマとK-POPの影響力が遥かに強くなった。とてもいいチャンスであり、誇らしい事だが、否定ばかりする一部の人々が居て、とてももどかしい」
― 否定する視線とはどんなものか?
「一角では韓流は泡のようだと言うんだが、これを10年余りの間引っ張ってきてひとつの文化が生まれた。それでも相変わらず泡だと言う言葉と否定的な目がまん延している。海外でK-POPやドラマを見て、韓国に来ることは本当に大したことなのに、それを大切な事だとあまりにも知らないようだ。それを少し生かしてアジアを超え、世界へ出て行かなければならないのに、本当にもどかしい」
― 『タイムスリップDr.JIN』撮影を終えたばかりだ。目標とする課題があるとしたら?
「結婚だ(笑)。俳優として素晴らしい演技者になり、またハリウッドに進出することも重要だが、愛する妻と幸せな家庭を築きたいというのが正直な気持ちだ。簡単なことではないが、もし愛する人ができたら躊躇せず結婚を選ぶ。理想のタイプは友人のように話が合う女性。子供は2人以上欲しい」
― 俳優としてやってみたい役があるとしたら?
「まだ私自身をなげうった役はやってないようだ。サイコパスだとか、殺人犯とか私を完全になげうつ役に一度挑戦してみたい」
― 最後に俳優として追及する姿があるとしたら?
「経験をよく積んで、演技力論争のような話すら出て来ないようにしたい。ハリウッドでも若い時ビジュアルで勝負した俳優が年輪を重ねても演技派俳優という言葉は聞かないじゃないか。私もやはりキャラクターをこなしていたらそういう日が来ると思う。一生懸命やって、こういうことを言われないようにしなければならない」

写真提供=STORM'Sカンパニー

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