[映画] 『友へ チング2』のユ・オソン「全盛期取り戻す欲? これが失敗すれば終わり」(1)

俳優ユ・オソン(47)にとって映画『友へ チング2』(以下、友へ2)を選択するのは容易なことではなかった。前作が発表されてからすでに12年。2001年当時800万人も劇場に動員した記録と話題性を絶対に超えられないと思ったからだ。その上最近は何年もこれといったヒット作を出せなかった状態で、常に「崖っぷちに追い込まれて無理をする」という話が聞かれた。演出したクァク・キョンテク監督との葛藤の末に10年も疎遠な関係を続けていたという事実を知らない人もいなかった。それでも出演を決めたのは、それだけ『友へ』シリーズへの愛情が大きかったからだ。ユ・オソン自らも「これが失敗すれば終わりだと思った」と企画当時に感じたプレッシャーについて話した。その一方で「12年前の情熱を思い出しながら、その時の純粋さを取り戻したいという気持ちで出演を決心した」と付け加えた。

幸いにも『友へ2』は興行街道をひた走っている。14日の封切り後、翌週末までボックスオフィス1位を占めた。25日までに250万人に肉迫する観客を集めた。前作でユ・オソン(ジュンソク役)とチャン・ドンゴン(ドンス役)の間で繰り広げられた殺人事件から17年が過ぎた時点を背景にする。刑務所から出たユ・オソンが再び釜山(プサン)地域を掌握する過程を描いた。

- 続編の制作に同意して出演した理由が気になる。

「シナリオを読んで『前編に恥じない作品になる』という気がした(笑)。そして12年ぶりに続編ができるのは運命のような感じがした。私は『友へ』のおかげで本当に多くの愛を受けて、俳優としての能力についても過分な評価を受けた。ユ・オソンという人に関心を向けて下さった方々に応えるべきだとの一種の責任感で『友へ2』への出演を決めた」

- ひょっとして全盛期を取り戻したいという欲が大きかったのではないか。

「全く違う。『友へ』は大変な話題作だったが、私がその作品で勲章を受けたわけではない。ただ『友へ』を撮った時の純粋さと情熱を取り戻したかっただけだ」

- 『友へ2』が前作と明確に違う点があるとしたら説明してほしい。

「前編の残像は『友へ2』にはない。ドンス(チャン・ドンゴン)の死を基点に新たにアプローチした映画だ。前編は衝動的なティーンエージャーが競争社会に出て来て勝者になるためにもがきながら20、30代へと成長する姿を見せた作品だ。『友へ2』は、前編よりも躍動的ではないが、過ぎ去った自身の人生を振り返らせる映画だ。中年の男性たちは時おり『私はこんなふうに生きようと思って生まれたのか』と考える。『友へ2』を見れば『それでも私は映画の中に出てくるイ・ジュンソクのように、孤独ではないのだな』という気がするだろう」


Copyright ISPLUS/中央日報日本語版 2013年 11月 27日 15:01