[K-POP] 歌手シン・スンフン、11枚目アルバム「離別ばかりの私の歌、今回は癒しを」(1)

こんな歌手は珍しい。1枚目から10枚目のアルバムまで全てゴールデンディスクを獲得して1700万枚のレコード・CDを売り上げ、23年間で1000回以上コンサートを開いた。「バラードの皇帝」シン・スンフン(45)のことだ。

◆ チェジャ・VervalJintら後輩と協業

だが、そんな数字よりも重要なことは『微笑みに映った君』以後23年間、彼が書いて歌った多くの美しい音楽が、人々の記憶と胸に刻み残した跡だ。もっと重要なことは、彼がただ郷愁や思い出にひたっている歌手ではなく現在進行形だという事実だ。

シン・スンフンが15日、ソウル新寺洞(シンサドン)の「ワールドポップス」でミニアルバム『GREAT WAVE』音楽鑑賞会を開いた。4年ぶりに発表する今回の新譜は、モダンロックをのせた2008年の『RADIO WAVE』、R&Bをシン・スンフン式に解釈した2009年『LOVE’ O CLOCK』に続く『3 Waves of Unexpected Twitst』3部作の完結版だ。しとしとと雨が降る中を集まった取材陣に対しシン・スンフンは「日本でも私のニックネームは『レインメーカー』、雨を作る人」という挨拶で歓迎した。

「デビュー後19年間、2年ごとにアルバムを出して10枚目まではゴールデンディスク賞をもらった。11枚目に対するプレッシャーも大きかったし、中間点検も必要だった。興行監督が実験的な短編を6年かけて撮ったという意味で受け入れてくれたらいい」。

彼は細やかでウィットのきいた説明と共に、アルバムの収録曲を1曲ずつ聞かせてくれた。1番目のトラック『私はとても変わった』は、ヒップホップリズムにジャズのコード進行をつなげた軽快な曲でダイナミックデュオのチェジャがラップの部分を歌った。

◆ファンキーなディスコ・ヒップホップ…多様な試み

「今回のアルバムでは以前と違って協業をたくさん行った。おかげで良い後輩をたくさん得た」。タイトル曲の『Sorry』は、シン・スンフン特有の韓国的な切なさをブリティッシュロックに組み込んだ曲だ。彼は「6年間の実験過程で最も満足している曲」と断言した。3番トラックの曲『あなた』は、シン・スンフン式「バラード感情4段階」の「切なさ」に該当する曲だ。彼の説明によれば最も悲痛な「凄絶」、その下の段階である「哀切」、それよりも下の「もの悲しさ」があって最後が「切なさ」だ。例えば凄絶は『君を愛するから』『その後しばらくの間』、哀切は『見えない愛』、もの悲しさは『長い別れの後で』だ。だが「切なさ」の1曲は23年間まったく書かれなかったものが今回出てきたということだ。


Copyright 中央日報 /中央日報日本語版 2013年 10月 16日 15:50