[映画] 『カンチョル』のユ・アイン「スターもまた俳優として恥ずかしくない生き方を」(1)

俳優ユ・アイン(27)が『ワンドゥギ』(2011)以後再び『カンチョル』(アン・コンテ監督、2日封切り)でタイトルロールをつとめた。

20代の俳優が、短期間に2度も自身のキャラクターを題名に使う作品の主人公になるというのはそう多くない。それだけユ・アインの演技力とスター性への評価が良いという言葉と解釈できる。

『カンチョル』は痴呆症にかかった母親を抱えて荷役長として働き生きていく20代の熱血青春カンチョルの話を描いた映画だ。

母親の手術費を工面するために孤軍奮闘して組織暴力団の世界に巻き込まれ絶望する過程が涙腺を刺激する。一方、すべてが肯定的なカンチョルの笑いが温かみをかもし出している。

母親役のベテラン中堅女優キム・ヘスクと繰り広げる演技の呼吸もやはり一品だ。演技上手な「青春スター」としての面目を思う存分発揮していて目を引く。

- 『ワンドゥギ』以後再びタイトルロールを引き受けた。今回の映画を選んだ理由は何か。

「『ワンドゥギ』の時もそうだったが、とても平易な素材なのに淡泊で、また大衆が楽しんで観られるようなコードが入ったシナリオだった。また色々なジャンルが混ざっていて見せ場なども多かった。下手をすると散漫になる恐れがあったが、どう表現するかによって十分に良い作品になると思った。何よりも、とびきり純真で優しい作品だと思った。大衆性も十分に持った作品だと判断した」

- 『ワンドゥギ』に続き『カンチョル』でも大変な状況を克服していく青春を演じた。

「極めて現実的な人物に愛情が行く。その中でも、もう少し底辺まで入ってみることができる若者たちの人生に関心が向かうほうだ。また、映画的にもこのようなキャラクターが話のネタが多い。2つの作品ともにタイトルロールだとプレッシャーになったし、ある程度似ているような部分もあるが明らかに2作品のキャラクターは違った感じだと思った」

- さまよう青春、または苦しむ青少年に関心が多いようだ。

「社会全般的な部分に関心が多い。疎外階層に神経を傾けたりもする。だが、そのような理由で『ワンドゥギ』や『カンチョル』を選択したのではない。ドラマ的に解いていきやすいキャラクターを演じる欲も出た。一方では私がこのようなキャラクターを演じながら見る人々に元気を与えられたら良いという考えもあったのは事実だ。また、私がアウトサイダー気質があるのは事実で、一時は非常に大変だったこともある。なので考えてみると、私が演じたキャラクターは誰でも生きながら一回ぐらいは体験する難しい状況をうまく克服していく過程を通じて希望をあたえる人物であるようだ。特に彼らが話す希望が実現可能になることで引かれたようだ」

- 大先輩キム・ヘスクと母子役で共演した。映画のように普段も親しく過ごしたようだ。

「その通りだ。撮影現場でも映画の中の母子関係のように気楽に過ごした。わざとお母さんと呼んで、たまにぞんざいな言葉まで使いながら親しく過ごした。敬称はわざと使わなかった。キムさんがそのような雰囲気を誘導してうまく受け入れてくれたのでそんな関係が可能だった」


Copyright ISPLUS/中央日報日本語版 2013年 10月 02日 15:03