[ドラマ] 『君の声が聞こえる』『主君の太陽』…超能力ドラマが新トレンドになった理由(2)

こうした超能力素材は、過去から続いてきた“超人”キャラクターの新しい変形だという意見が多い。

文化評論家のハ・ジェグン氏は「大衆文化は以前から超人を愛してきた」として「現在のドラマの超能力者は韓国の洪吉童(ホン・ギルドン)や米国のスーパーマンなど、遠い昔から存在してきた超人の現代的解釈」と評価した。最近、専門職ドラマの登場と共に、医学・法廷・推理ドラマなど素材別にオーダーメード型の超人が登場しているという説明だ。

ある放送局関係者は「女性視聴者たちを狙ったロマンスものの観点でも解釈されうる」と明らかにした。超能力を備えた男が登場するドラマの場合、このような超能力者と一般人女性とのメローラインで「特別な存在との愛」というコードが読まれるということだ。彼は「映画『トワイライト』や『ウォーム・ボディーズ』などではヴァンパイアやゾンビなどとの愛が主題だ。このように観客は特異な存在との愛を通じて、自身が特別な人になったような代理満足を感じることができる」と伝えた。

新しいチャンネルが急速に増加した放送環境の変化も、こうした特異素材の登場に一役買った。KBSドラマ局のペ・ギョンスCPは「ケーブルや総合編成チャンネルなど非地上波チャンネルが急激に増加しながら多様なジャンルの時代が開かれた」として「非地上波で先にすき間市場を狙いながら実験的なドラマをつくった。地上波もこれに刺激を受けて多様な素材を使っていくようになっている」と説明した。さらに「昔は家族もの、史劇、痴情劇など公式化されたドラマの間の差別点を見いだせなかった。視聴者たちの要求を反映していけば“タイムスリップ”“超能力者”などの新鮮な素材が引き続き登場していくだろう」と伝えた。


Copyright 中央日報 /中央日報日本語版 2013年 08月 06日 16:17