[映画] <百想芸術大賞>映画部門観戦ポイント『王になった男』(2)

▲イ・ビョンホン、今回も百想の主人公になるだろうか?

イ・ビョンホンは百想芸術大賞で唯一、燕尾服を着る機会が多かった俳優だ。映画とテレビ部門をあまねく行き来して賞をさらった。1996年(第32回)はドラマ『風の息子』で、2003年(第39回)にはドラマ『オールイン』でテレビ部門の男性最優秀演技賞を受賞した。2000年代に入ってからは映画部門で主な賞を受賞した。2006年(第42回)に『甘い人生』で最優秀演技賞をもらい、2011年には『悪魔を見た』で映画部門大賞受賞者になった。

引き続き今年も『王になった男』で最優秀賞候補に挙がった。共に候補名簿に名前を挙げた俳優は『7番部屋の贈り物』で“1000万俳優”になったリュ・スンリョン、『ベルリン』のハ・ジョンウ、『オオカミ少年』で話題になったソン・ジュンギ、『新世界』のファン・ジョンミンだ。あまりにも実力派の候補者ぞろいで、百想審査委員も受賞者選定にきわめて困難を感じているほどだ。

では、イ・ビョンホンの受賞の可能性はどれぐらいあるのか。芸能界関係者たちの中の相当数は『王になった男』について「欠点のないイ・ビョンホンの映画」という話をする。それだけ存在感が引き立っていたし、けちのつけどころのない演技を見せたので最優秀演技賞受賞者として遜色がないというのが専門家たちの反応だ。実際に『王になった男』でイ・ビョンホンは、タイトルロールを引き受けて映画全体をリードし、光海君と賎民・ファソンを同時に演技する1人2役を完全にこなしてベテランたる真の姿を見せた。2つのキャラクターを演じ分けるたびに目つきや声のトーン、手ぶりひとつまで注意深く神経を使い、印象深い演技を見せた。アクションやロマンスなど各ジャンルを行き来して幅広い演技をしてきたイ・ビョンホンが、デビュー後初めての史劇を通じてもう一度限界を跳び越えたという評価まで受けた。

一方、『王になった男』はイ・ビョンホンのほかリュ・スンリョンまで助演賞候補に挙げた。『隣の人』のマ・ドンソク、『7番部屋の贈り物』で人間味あふれる演技を見せたオ・ダルス、『容疑者X 天才数学者のアリバイ』のチョ・ジヌン、『新世界』で熱演したパク・ソンウンと競合する。『王になった男』でリュ・スンリョンはホ・ギュン役を演じ、1970年生まれの同年齢イ・ビョンホンと“幻想的な共演”を見せた。特有の重量感と落ち着いた演技で作品全体の重心となる重要な役割をやり遂げた。





Copyright ISPLUS/中央日報日本語版 2013年 05月 01日 17:01