[芸能] 「演技者クォン・サンウへの低評価の枠、取っ払いたい」(1)

俳優クォン・サンウがこれまで見せてきた“青春スター”の姿とは違った、濃厚な父性愛の演技で視聴者たちの涙腺を刺激した。2日に放映終了したSBS(ソウル放送)の月火ドラマ『野王』で、愛した女性の裏切りのために娘を失い復讐劇を繰り広げるホストのハリュ役を演じて話題を集めた。

“韓国のジェームズ・ディーン”と呼ばれ、青春を象徴する俳優クォン・サンウ(37)がデビュー12年で“パパ”の演技に挑戦した。2日に放映終了したSBS(ソウル放送)の月火ドラマ『野王』でチュ・ダヘ(スエ扮)の裏切りのために娘と兄を失うホストのハリュ役を熱演した。刑務所で娘の死亡の知らせを聞いて嗚咽する場面は、多くの人々に、かっこいい“青春”クォン・サンウではない演技者クォン・サンウを再評価させることになった。2008年に女優ソン・テヨンと結婚して4歳の息子を持つ彼は、和やかな家庭をつくりあげながら演技の幅を徐々に広めていっている。先週末ソウル江南区清潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)のあるレストランで会った彼は「まだきちんとした作品に会うことができなかった。演技者クォン・サンウに対する低評価の枠を取っ払いたい」と意欲を見せる。

--『野王』を終えた所感は。
「“どん詰まり論議”にもかかわらず25.8%の高い視聴率で放映を終了した。多くの視聴者たちが共感したという意味ではないか。もちろん個人的にはキャラクターに対する物足りなさもある。“ハリュ”のキャラクターが、序盤に比べて中後半部で強い印象を与えることができなかったようだ。もちろん結果的には作品がうまくいったので、幸せな物足りなさというのだろうか」

--台本に対する物足りなさがあったか。
「物足りなかったと言えば嘘になる。だが、台本は私の領域外のことだ。俳優はどんな状況でも最善を尽くすほかはない。ハリュが、絶えず自分を困らせたチュ・ダヘを許す結末は満足だった。愛しているなら十分そうするはずだと思う」

--女優スエとの呼吸はどうだったか。
「『野王』はあまりにも大変な中で撮影したドラマだ。スエさんも困難なことが多かっただろう。スエさんの立場にしてみたら、配役が自分の願わない方向に流れて行って難しかったはずだ。それでも視聴率は上昇し、演技力も好評だったのではないか。本当の気分は微妙だったろう。今回のドラマは本当に珍しいのだが男女の主人公が(画面で)会わなかった。ドラマ打ち上げの時、スエさんに小さな香水を1つ買ってプレゼントに贈ったが、それを受け取って“ほろっときた”んだよ。“あの人も数ヵ月の間、本当に大変だったんだな”という思いがした」

Copyright 中央日報 /中央日報日本語版 2013年 04月 15日 17:51