[芸能] パク・シフ性暴行疑惑、ますます迷宮へ

俳優のパク・シフさん(35)を性暴行容疑で告訴した芸能人志望生Aさん(23)の体液からは薬物成分が検出されなかったことが明らかになった。

この事件を捜査しているソウル西部警察署は26日、「国立科学捜査研究院から、Aさんの髪の毛・尿・血液などを採取して分析を依頼した結果を25日に受け取った。この結果、陰性判定が出た」と明らかにした。

すなわち薬物成分が検出されなかったという意味だ。これを受けてパク・シフさん側は事件移送を要求し、警察の出頭調査に応じない中、性暴力容疑をめぐる真実攻防がますますヒートアップしている。

当初警察は事件当日、2台の監視カメラ(CCTV)に映ったAさんの姿が全く異なることから、薬物投与の可能性も疑っていた。酒に酔った直後の今月15日午前2時ごろ、ソウル清潭洞(チョンダムドン)の飲食店の監視カメラには、Aさんがパク・シフさんと彼の後輩のKさん(24)とともにしっかりした足取りで一人で歩いているところが映し出されていた。しかしそこから10分距離のパク・シフさんの自宅の駐車場に設置されていた監視カメラには、AさんがKさんの背中に負われているところが映っていた。Aさんも警察に「いつもよりも少なく飲んだのに、意識がもうろうとなっていた」と陳述した。

両者の攻防も日増しに強くなっている。25日、Aさんの親友であるBさんは、あるメディアとのインタビューで「事件直後にAさんと電話で話したが、当時AさんとKさんだけ紅酢焼酎をそれぞれ1本ずつ飲み、パクさんは酒を全く飲んでいなかったと聞いた」と話した。これに対し、パク・シフ側の弁論を担当している法務法人プルメは報道資料を出して「パクさんはあまりお酒は飲めないが、この日は気分がよくて紅酢焼酎を10杯強飲んだ」と反論した。

Bさんは「Aさんが目を開けたときには、すでにパクさんが力ずくで性関係を結ぼうとしていたところで、裸体の状態だったKさんも、Aさんをもてあそんだと聞いている」と伝えたが、パク・シフさんとKさんはこれを前面否認した。

事件の方向はAさんが家族や知人とやり取りした通話内容と文字メッセージの復元にかかっていると見られる。Kさんは「翌日も、Aさんを気遣う文字メッセージをやり取りした」と主張しているが、Aさん側は「そのようなメッセージではなく『昨日はどうだった』『何があった』など心配する内容だった」と全く違うことを話しているためだ。Kさんは「当時Aさんは意識をすっかりなくしていた状態だったので、知人とスマートフォンを通じて文字メッセージの連絡をやり取りした」と主張している。パク・シフさんとKさんの周辺は「Aさん側で巨額の合意金を要求している」とし、疑惑を提起している。しかしAさん側は「お金が目的だったら告訴していない」と返している。

一方、パク・シフ側は住所地管轄であるソウル江南(カンナム)警察署で事件移送申請書を出したことについて、ソウル地方警察庁は26日、「西部警察署で捜査を行うのが正当」との意見を出した。この事件は西部警察署が被害事実を認知した事件であるとの理由からだ。西部警察署はパク・シフさんとKさんに対して来月1日午前10時までに警察署に出頭して調査を受けるよう4回目の通知を行った状態だ。

Copyright 中央日報 /中央日報日本語版 2013年 02月 27日 11:11