[芸能] 『キム・ジェジュンとして残りたい』 vs 『ハン・ジェジュンで戻ってきて』

[記者手帳] 誰もが自分が抱えている痛みは隠したいに決まっている。取り出せば傷はもっと深くなり、激しい痛みとして戻ってくるのが目に見えているからだ。特に人々によく知られた有名芸能人の場合、これは更に毒として作用する。慰めの温かい言葉よりはゴシップのネタに転落する可能性が濃厚だというのは、すでに周辺のいくつもの事件を通じて推測できる。

JYJのジェジュンも語りたくない傷を持っているスターだ。ジェジュンは2006年実子確認訴訟に巻き込まれ、悲しい家族史を意図せず公開することになった。東方神起として人気を得て、韓流スターとして名を馳せていた時、実父はジェジュンの養父母を相手取り、摘出子関係不存在確認訴訟を提起した。

訴訟と共にジェジュンは保護されなければならない私的な部分を全て大衆にさらさなければならなかった。まだ20歳になったばかりの青年が負わなければならない重い荷物、彼に向けられる視線に心の準備もなしにそのまま露出された。スターという理由1つで苛酷な事が起こったのだ。

ジェジュンは当時所属事務所を通じて「ハン・ジェジュンという名を付けてくれた実の両親がいるという事実は数年前位に知った」「今までと同じでキム・ジェジュンとして残りたいし、これからもキム・ジェジュンとして生きたい」と心境を明かした。

以後ジェジュンの養父母から受けた愛、姉たちから可愛がってもらった事を番組を通じて表し、変わらない家族愛を自慢した。心では自分を生んでくれた父母に対して感謝の気持ちを表し、大衆はジェジュンの痛みを庇ってあげ、それ以上傷に触れなかった。

しかし6年が過ぎた今、またジェジュンの家族史がインターネットを熱くしている。ジェジュンに苦痛になる話について、また他の誰かは自分の誤解を解く為の方法として選んだと思われる。

ジェジュンの実母オ・ソジンさんは最近総合編成チャンネルTV朝鮮の番組収録に参加し心境を告白した。自分の存在が知られた後、悪意のある書き込みによって自殺まで試みたとやりきれない事情を話した。オさんは「息子を捨てなかった」

「他の家に子供を送ることを養子だと認識できてなかった」「息子を食い物にするという書き込みに自殺まで試みた」など、息子と会った後、自身に降りそそいだ非難についてどんな状況に至ったのかをひとつひとつ告白した。

もちろん実母オさんも自分なりの理由があるはずだ。一般人だったので慣れない悪意のこもった書き込みと非難に驚いたことも大きい。しかしジェジュンが味わった衝撃とそれによる心の傷は考えてみたのかと疑問に思う。特に母性愛が強い大韓民国の母なのだから絶対にメディアを通じて自分の誤解を解かなければならないのかと更に疑問を抱かせる内容だ。

オさんの発言が話題を集めているなか、ジェジュンは自分のいるべき場所で目を閉じ、耳をふさいで黙々と歩いている。ジェジュンが最近公開した初のソロアルバムの収録曲『ONE KISS』は現在5ヵ国の音源チャートで1位になり、『韓流スター』の底力を見せつけている。

ジェジュンは初めてユチョン、ジュンスと一緒ではなく、ソロとして力強い一歩を踏み出そうとする重要な瞬間だ。期待とときめきでいっぱいの彼の歩みを応援するとか激励することより、再度暗い過去が他の誰かの口によって伝えられ、やるせなさを増している。ジェジュンのしまっておきたい辛い心の傷が活動を再開するのに足かせにならないことを願う。

写真=ホ・ジョンミン記者、C-JeSエンターテインメント提供

Copyright CJ E&M Entertainment Portal enewsWorld, All Rights Reserved. 2013年 01月 10日 18:45