[芸能] ユン・セア『デビュー後初めて愛される役、とても幸せだった』

「私も愛されたかった。今まで敬遠されて傷ついてたんです」
ドラマ『紳士の品格』を通じて、1人の男性の愛を一身に受ける俳優ユン・セアの言葉だ。最近「幸せです」と言う言葉を実感している彼女だが、これまで出演した作品では、敬遠されて傷ついてきた。都会的なイメージのせいだろうか。高慢で冷たいキャリアウーマンを演じるため、男性主人公はいつも可哀相で可憐な他の女性を愛するようになった。
そうだった彼女にもついに春が訪れた。「あんな男、他にどこにいる?」という言葉が自然に出てくるほど、愛する女性のために全てを投げ打つ準備ができている男、イム・テサン(キム・スロ)の無限の愛情攻勢を受けた。『紳士の品格』を飾る4人の女性のうち、最初から最後まで愛された女性は、たぶんホン・セラ1人だったはずだ。
◆「愛されるといい気運が全身に広がるような気持ちです」
ユン・セアは『紳士の品格』を通じて、これまで撮って来たドラマでは受けることの出来なかった愛を一度に受けた。いつもドラマでは愛されるためにもがいていたユン・セアの言葉からこれまでの心の痛みが感じられた。
「劇中のキャラクターだけだと考えるけれど、愛されない役を演じると思いのほかたくさん傷つくし、とても寂しいんです。感情演技をしなければならないから1人で練習して、孤独なキャラクターになりきらなければならないんですよ。だから寂しい役をすると、そのキャラクターのように辛いんです。何よりイメージがそういう方に固まると、色々な役をするのが難しくなってくる。だけど、セラは違った。テサンの愛をたっぷり受けて本当に幸せだった。いいエナジーをもらう気分とでも言うかな? 勇気を出し、冒険してキャスティングして下さった方たちに感謝します。おかげで自信もついて演技の幅も広がる第一歩になりました」
ホン・セラはこういう点からユン・セアにとってとても大切だ。『紳士の品格』はさらにもっと。もちろん今までの作品があって今の自分がいるというのが彼女の考えだが。
◆「ホン・セラと似ている部分は0%、演技するのは簡単じゃなかったです」
劇中ホン・セラと100%シンクロしていたユン・セアだが、良く知ると実際の性格とは違うにしても違い過ぎている。シンクロ率0%が正解だと。しかし、本人の積極的な分析にもかかわらず、視聴者が見たホン・セラはユン・セアととても合っていた。似合う服を着た演技とはまさにこういう状況をいう言葉のようだ。
そうだとしても自分と余りにも違っていたホン・セラをユン・セアはどうやってこなしたのだろうか。
「実際はホン・セラとシンクロ率0%です。私とあまりにも違うキャラクターなので、初めはとても動揺しました。癖も違うし、考え方も違う(微笑)。私は小心者なのに、セラはとても大胆で遠慮がないんですよ。いつも『ユン・セアを捨てよう』と努力しました」
気が強く見えるユン・セアは、知ればおおらかで言葉もゆっくりだし、天然に見える時もある彼女だ。冷たい印象だけで判断しないでください!
それでもしっかりこのキャラクターをこなせるのには他ならぬ秘訣があった。周囲の人たちの称賛だ。豚もおだてりゃ木に登るという言葉は正しい。
「セラは自信に溢れてなければならないと、周りの人みんなが綺麗だと褒めてくださった。作家先生もモニターして下さった。そういうことの繰り返しのおかげで自信を持ってホン・セラに浸ることができました。自信もついて褒め言葉も聞いたから、気持ちよく気楽に演じることができたようです。ある瞬間、セラを通じて楽しんでいる私を発見したんです。ほほほ」
相変わらずホン・セラの陰から抜け出せないでいるが、だからもっと光り輝いて見える彼女だった。何より『紳士の品格』を通じてずっと演技をしていかなければならないのかという不安感をある程度振り払えたユン・セアは、今になってこれから進んでいく勇気を得た。数年間の経験で積み重ねたしっかりとした演技力に、自信まで加わった彼女が見せてくれる、これからの演技が期待される。

写真=キム・ビョングァン記者

©enews24 2012年 08月 23日 18:35