[ドラマ] ソ・ジソプ主演『幽霊』が好評のうちに終映…最大の受恵者は?

俳優のソ・ジソプの主演作『幽霊』が好評のうちに放送が終了した。
今月10日に放送されたSBS(ソウル放送)の水木ドラマ『幽霊』の最終回は、全国視聴率12.2%を記録した。前日の放送分よりも0.7%ダウンした数値だ。2012ロンドンオリンピック(五輪)の開幕に合わせて放送が2週間延期になり、緊張感が落ちたためだとの分析されている。14%台まで視聴率を引き上げて緊張感が最高潮だったときに突然その流れが切られてしまって損をした格好だ。
しかし、残念な視聴率とは異なり、内容においては好評が出ている。しっかりした脚本と密度のある演出で犯罪捜査ドラマが見られる面白さを最大限に引き出したという評価だ。法医学者を全面に押し出した『サイン』に続き、1話ごとの完成度が高い犯罪捜査劇が登場したとの賞賛が出ている。
主演を演じたソ・ジソプは今回の作品で2年前に惨敗したドラマ『ロードナンバーワン』の屈辱をすすぐことができた。当時『ロードナンバーワン』はソ・ジソプだけでなくユン・ゲサンやキム・ハヌルらのキャスティングとともに、1話あたり10億ウォン(約7,000万円)台の制作費が投入されて制作段階から話題を呼んでいた。しかし放送後の視聴率が4%台まで落ちたことに加えて「退屈」との酷評が相次いだ。その後もソ・ジソプは映画『ただ君だけ』の興行にも失敗してなかなか軌道に乗れなかった。あと1回失敗しても「興行力のない俳優」という烙印を押される寸前だった。しかし幸いなことに『幽霊』はソ・ジソプに「俳優として一層成熟した」と言わしめる作品になった。ワントップ俳優だったが、一人で奮闘したというよりは脇役キャラを演じたほかの俳優と適切に呼吸を合わせるなど、自然にドラマの中に溶け込んでいく様子を見せた。鍛えた腹筋を見せたり体を動かしたりするような演技がなくても力強い存在感をアピールした。
クァク・ドウォンは『幽霊』の最大の受恵者になった。演技派助演俳優としてさまざまな作品に出演してきたが、名前がそれほど知られていなかったのは事実だ。しかし今回の作品を通じて、スター性を備えている俳優に浮上した。脚本を書いたキム・ウニ氏も『幽霊』を通じてヒット作家になった。キム・ウニ氏は一人でドラマ全体を執筆したのは今回が初めてだ。『サイン』を通じて夫のチャン・ハンジュン監督と共同執筆したのがドラマ経歴の最初だった。複雑なストーリーを細部まで繊細に描写しながらスリラー物を書ける数少ない作家としてその名前を刻印させた。

写真=ソ・ジソプ(下)

©ISPLUS / 中央日報日本語版 2012年 08月 10日 16:08