[芸能] 「アリラン」監督、「カンヌが私の目を覚まさせた」

長い沈黙を破り3年ぶりに帰ってきたキム・ギドク監督が13日午後、第64回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に招かれた映画「アリラン」のガーラスクリーニングに参加した。 キム監督の新作はカンヌでも話題だった。映画祭の儀典車両に乗りガーラスクリーニングが開かれるドビュッシー劇場に到着すると、多くの海外ファンが巨匠の帰還に熱い歓呼を送った。一部ファンは「本当にキム・ギドクなのか」と尋ねたりもした。 キム監督は自身を歓迎するファンに明るい微笑でこたえレッドカーペットに上がった。映画祭関係者らとあいさつを交わした後、取材陣に向かってポーズを取った。3年ぶりとなる公式の席がぎこちないのか両手をねじりながら照れくさそうな姿を見せた。 この日のレッドカーペットでキム監督は濃いグレーのキルティングの改良韓服を着た。白髪混じりの長い髪をねじあげて特有の独特な雰囲気を演出した。素足にスエードの短靴を履いた姿が目についた。 多くのファンはキム監督を近くで見たという事実が信じられないというようにうれしがった。英国から来たあるファンは、「サングラスと帽子をかぶらないキム監督の姿を初めて見た。映画『アリラン』が期待される」と高い関心を見せた。 関心は劇場にもそのまま引き継がれた。数百人の内外信メディア関係者と映画祭関係者、一般観客らがキム・ギドク監督と「アリラン」を見るために劇場を訪れた。また、イ・チャンドン監督、キム・ドンホ釜山(プサン)国際映画祭前執行委員長、イ・ヨングァン釜山国際映画祭執行委員長らも同席した。 映画が始める前だったが反応は十分に爆発的だった。キム監督が入場すると観客らは起立拍手で歓迎した。数分間続いた拍手が収まると、キム監督は、「カンヌが私の目を覚まさせた」と口を開き、映画についての紹介を始めた。 キム監督は、「13年間に15本の映画を作りながらその時間を振り返ってみたかった。結論的に“果たして映画とは何か”に対する質問を自分自身に投げる映画だ。待って下さって感謝する」と述べ頭を下げた。 映画はキム監督が空白期を持たなければならなかった理由に対する説明だった。キム監督は2008年の「悲夢」当時、意図せぬ事故と後輩の映画監督との葛藤など、映画を撮れなかった決定的な理由を問答形式で解いていった。 映画に対する反応は熱かった。プレス試写会が終わった後には約5分間起立拍手が続いた。観客らはキム監督の新作映画に惜しみない拍手を送り感心を表わした。 ベトナム人記者は、「本当に強烈で興味深い映画。『アリラン』を見て彼が新しい映画を作ったら良いという気がした。いや彼の本当の新作映画を見たい」として真のキム・ギドクの帰還を待ちこがれた。

©ISPLUS / 中央日報日本語版 2011年 05月 16日 21:01