Album Review

「小さい猫」「アロハ : 気持ちいい挨拶」で人気だったUkulele Picnicが、3回目のアルバム「Ukulele Picnic 第3集」で帰ってきた。

第3集のタイトル曲は「Summertime Mele」で、Mele(メレ)は「ハワイの歌」を意味する言葉。ウクレレならではの清涼感たっぷりの音色を用いているUkulele Picnicは、今回のアルバムでは夏にピッタリ似合う彼ら独自のSummertime Meleを作り出し、本格的なウクレレ・ポップの真髄をみせるという。サウンドの全般はさらにウクレレに忠実となった感じで、さらに真面目となったイ・ビョンフンの演奏から、彼らはウクレレ・ポップ・バンドに向けてさらなる成長を果たしたことが分かる。

今回のアルバムに収録されるのは、「時間が私たちを離れ離れにさせないように」を含む5曲のオリジナルと、「バラの微笑み」「窓越しでぼんやり昔のことが思われるでしょう」など4曲のリメイク。特にリメイク曲のソロパーツは、ウクレレマニアにとっては格別な面白さを与えることが期待されている。