アーティスト
KK
発売日
2012年08月09日 | 韓国
タイプ
シングル
ジャンル
K-POP > ラップ/ヒップホップ
所属事務所

Album Review

開く

世界最速のラッパー「Outsider」のメインプロデューサーを務めてきたKKは、「ピエロの涙」シリーズと「主人公」などの曲で、既にヒップホップマニアには実力派の作曲家として注目されていた。そしてMC Sniperの第6集アルバムやillinitなど、多数の同僚アーティストのアルバムにフィーチェリングメンバーとして参加、ラップの腕も披露している。

今回公開されるEPアルバム「Stand by」は、KKが自らプロデュースし全曲作詞/作曲した3つの曲が収録され、「Stand by」という名前通り自分のカラーを世の中に知らせる準備ができたと公表するアルバムである。

片耳が全く聞こえないという障害をものともせず、粘り強く活動を続けてきた彼は「ヒップホップ界のベートーヴェン」という異名を持っている。既存のラッパーとは違いそれぞれの単語が音を持っていて、ボーカルみたいにも聞こえる彼のいわゆる「メロディラップ」は、歌詞集が要らないほどのはっきりした彼の発音と調和し、アナウンサーみたいな伝達力を持っている。

このアルバムのタイトル曲である3番目トラックの「十月に咲いた紅い花」は、昔付き合っていた彼女が自ら命を絶ってしまったという、実際あった辛い経験をベースにしている曲。リリカルな曲の雰囲気に本人の真心を込めた歌詞が特徴で、KKに最も多い音楽的影響を与えたと言われるMC Sniperも、彷徨う後輩に忠告する旨のラップを用いて、この曲に参加した。